「英語が話せるようになりたい」
これは、多くの人が夢みていることです。
- 外国人の友人と笑いながらおしゃべりしたい
- 海外旅行で出会う人々と話したい
- 海外企業との商談をまとめたい
- 留学して学位をとりたい
- 国際学会で研究発表をし、懇親会で流暢に会話したい
- いつかは英語が話せるようになるという長年の夢を叶えたい
英会話と一言で言ってもその場面や目的、レベルは千差万別です。そして、英語の学習方法も無数にあります。
ここでは、私が今までに何千人もの学生に英語を教えてきた経験から、どのような目的でも使えて効果抜群、そしてコストを抑えた最もシンプルな3ステップ学習法をご紹介します。
Step 1: インプット量を増やす
まずは、インプット量を増やしましょう。耳から入る「聴く英語」の量を増やします。
- 毎日15−20分は英語を聴く時間を確保しましょう。
- 聴き流しではなく、意識してしっかり聴く時間です。
- 通勤通学の電車の中などでも大丈夫です。
- 教材選びのポイントは、難しすぎる教材を使わないことです。
- 日本語訳がなくても8割以上は分かる教材を使いましょう。
- 最近は、オンライン上にたくさんの教材がありますので、使いやすい教材であれば何でも大丈夫です。スマホのアプリも良いと思います。
- もし何から始めたら良いか分からない場合は、NHKゴガクのラジオ・テレビ番組を利用するのがおすすめです。
Step 2: アウトプットをする
次にアウトプットを行います。これは英語を声に出して言う練習です。
インプットで使用している教材で実施してください。次のような練習方法がシンプルでお勧めです。
- 文字を見ながらリピート練習
- 聴いた英語を文字を見ながら後について言う練習を5回する
- リピートしながら、発音とイントネーションをそのまま真似することを意識する
- 文字を見ないでリピート練習
- 聴いた英語を文字を見ないで後について言う練習を2−3回する
- 文字を見ないで文章全部をリピートできない場合は、3−5単語ごとにリピートし、慣れてきたら少しずつ長くしていく
- 発音とイントネーションを真似することを意識してリピートする
シャドーイング練習は必要ありません。同時通訳者を目指す方は、シャドーイングが効果的ですが、英会話力を伸ばす目的であれば上記のリピート練習で充分です。
Step 3: インターアクション(会話)をする
やはり会話の実践練習をするのは大切です。
オンライン英会話レッスンを使うなどして、週に1−2回は会話の練習をすることをお勧めします。
オンライン英会話レッスンの効果的な使い方
- 話す内容を予め準備し、使いたい単語や表現を練習しておく。インプットで使用した教材の内容を使うと良いです。
- レッスンを録音しておく(規約違反でなければ)
- 録音を聴いて、自分の英語の良いところと、上達が必要なところを書き出す。発音、文法、単語、表現方法など気づいたところを記録しましょう。
まとめ
英会話力をあげるためにお勧めの3ステップ
- インプット:毎日15ー20分のインプットを行う
- アウトプット:インプットの教材を用いて毎日アウトプット練習を行う
- インターアクション:週に1−2回のオンライン英会話レッスンを受講する
非常にシンプルですが、これを続ければ日本にいても確実に会話力は上がります。ただ、これを1年間、2年間、はたまた3年間続けられる人がなかなかいないのです。
英語学習は気長にコツコツ続けるといつの間にかスキルが身についています。それを飛ばしてすぐに話せるようになる方法に飛びついてもなかなか効果は出ません。
英語習得には時間がかかる事実を受け入れて、気長に練習をしていくことが結果的に近道です。
英語学習の継続の方法については、「モチベーションを維持したい方へ」をご覧ください。