Podcastのエピソード92では、「商談の始め方と終わり方」に注目してお話しました。
ここでは、英語でのビジネス商談をもっと自然に、もっとスマートに進めたい方に向けて、実際に使える6ステップの英語フレーズをたっぷりご紹介します。
「どこから話し始めたらいいの?」「断りたいけど、どう言えば角が立たない?」そんなお悩みも、6つの基本ステップと便利なフレーズを押さえておけば大丈夫!
それでは、1つずつ見ていきましょう。
STEP 1. アイスブレイクで空気を和らげる
商談のスタートは**「会話の入り口」**です。
相手との距離を縮め、リラックスした雰囲気を作ることが、商談成功への第一歩です。
🌱 よく使われるフレーズ:
Thank you for taking the time to meet with us today.
「本日はお時間をいただきありがとうございます」How has your week been so far?
「今週はいかがお過ごしですか?」Before we get started, would you like something to drink?
「始める前に、何かお飲み物いかがですか?」
💬 会話例:
You: Thank you for meeting with us today.
Client: Of course, happy to.
You: How’s your week going so far?
Client: It’s been busy, but good. And yours?
💡 雑談が苦手でも、こういった「決まり文句」があれば安心してスタートできます。
STEP 2. 目的を明確に伝える
ミーティングの流れをスムーズにするには、最初に**「今日の目的」**を明示するのがポイント。
相手も安心して話を聞く姿勢になります。
🌱 よく使われるフレーズ:
The purpose of today’s meeting is to discuss our potential partnership.
「本日のミーティングの目的は、パートナーシップの可能性について話し合うことです」We’d like to explore potential ways to collaborate.
「今後の協業の可能性を探りたいと考えています」Let me walk you through our proposal.
「ご提案の内容をご説明させてください」
💬 会話例:
You: The purpose of today’s meeting is to discuss possible ways we can collaborate.
Client: That sounds great. I’m looking forward to hearing your ideas.
STEP 3. 提案する・意見を伝える
自社の提案を伝えるときは、「自社がしたいこと」ではなく「相手にとってのメリット」を伝えるのがコツです。
🌱 よく使われるフレーズ:
We believe this could bring significant value to your team.
👉「これは貴社にとって大きな価値をもたらすと考えています」One option we could consider is offering a 3-month pilot program.
👉「考えられる選択肢の1つは、3か月間の試験導入です」Here’s what we’re proposing.
👉「こちらが当社の提案です」
💬 会話例:
You: One option we could consider is starting with a short-term trial.
Client: That could work. What would the scope look like?
🎧 エピソード#12「意見をストレートに伝えるフレーズ3選」も参考になります。
👉 Spotifyで聴く
STEP 4. 同意・共感する
相手の意見にうなずいたり、話がかみ合っていることを示すと、信頼関係が深まります。
🌱 よく使われるフレーズ:
That makes sense.
👉「納得できます/理解できます」We’re on the same page.
👉「同じ認識ですね」I see your point.
👉「おっしゃることは理解できます」
💬 会話例:
Client: We want to make sure the transition doesn’t disrupt our current workflow.
You: That makes sense. We’ll ensure minimal disruption during onboarding.
STEP 5. 丁寧に断る・条件を調整する
ビジネスでは、すべてに「イエス」と言うわけにはいきません。
でも、「ノー」も言い方次第で柔らかくなります。
🌱 よく使われるフレーズ:
I’m afraid that might not be feasible for us right now.
👉「恐れ入りますが、それは現時点では難しいかもしれません」Would it be possible to revisit that point later?
👉「その点は後ほど改めて話し合うことは可能でしょうか?」We might need to look into alternative solutions.
👉「他の選択肢を検討する必要があるかもしれません」
💬 会話例:
Client: Can we get this delivered within two weeks?
You: I’m afraid that might not be feasible for us right now, but we can prioritize it to meet your timeline as closely as possible.
🎧 エピソード#91 「ビジネスで同意しないときのフレーズ3選」もおすすめ
👉 Spotifyで聴く
STEP 6. まとめ・次のステップを確認
商談の終わりには、内容を整理し、次のアクションを明確にしておくことが大切です。
「終わった感」と「前に進んでいる感」を出しましょう!
🌱 よく使われるフレーズ:
So, to summarize…
👉「まとめると…」Let’s follow up next week with a detailed proposal.
👉「来週、詳細な提案書をお送りします」Thank you for your time. We look forward to working with you.
👉「お時間ありがとうございました。今後の協業を楽しみにしております」
💬 会話例:
You: So, to summarize, we’ll send over a draft proposal by Friday and schedule a follow-up next week.
Client: Sounds good. Thanks for the clear summary!
🍀まとめ:6ステップをマスターすれば、英語商談も怖くない!
ステップ | 内容 |
---|---|
① | アイスブレイクで空気を和らげる |
② | 目的を明確に伝える |
③ | 提案・意見をスマートに伝える |
④ | 相手の意見に共感し、関係を築く |
⑤ | 丁寧に断る・条件を調整する |
⑥ | 話をまとめて、次のアクションへ |
まずは1ステップずつでOK!
完璧を目指すより、「よく使う3つのフレーズ」から始めるのがおすすめです。
次の商談で、ぜひどれか1つ試してみてください!
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