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ep 118 “say, tell, talk, speak” ってどう違うの?使い分けマスターになろう!

今日は、日本人がよく混同してしまう英語の基本動詞…

“say / tell / talk / speak”の使い分けをしっかり整理していきます!この4つの動詞は、日本語に訳すと「言う」とか「話す」になってしまって、混乱してしまいます。

今日は例文と一緒に、ニュアンスの違い・文法的なポイント・使いやすいフレーズをご紹介します。

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① say(言う)

「何を言うか」内容にフォーカス
• ポイント:主語が「言った内容」を伝えるときに使います。

✔️ I said “hello.”
✔️ She said she was tired.
✔️ He said it was going to rain.

目的語には“人”はこない。つまり「誰に言ったか」は基本的に say では表現しません。誰に言ったかを表したい時は、toを使います。

間違い例:❌ He said me that he was busy.(→ 正しくは He said to me… or He told me…)

② tell(〜に言う・話す)

「誰に言うか」にフォーカス(tell+人+内容) 
つまり、人に伝える

✔️ He told me he was busy.
✔️ I told her the truth.
✔️ Please tell me your name.

“tell”は人を目的語にできるのが大きな違い!

say と tell は「一方向」
• 話し手から聞き手への一方的な伝達のイメージです。
• 内容や情報を「伝える」「言う」という行為にフォーカスされています。

say:「~と言う」(内容重視・聞き手は指定しないことも多い)
tell:「~に伝える」(聞き手が必要。tell + 人 + 内容)

どちらも「自分が言う」ことが中心で、会話のキャッチボールではありません。

それに対して

③ talk(会話する)

「話し合う」「やりとりする」という動詞

✔️ We talked about the trip.
✔️ Can we talk later?
✔️ I like talking to my students.

talk は双方向の会話、つまりお互いに言葉を交わすときにぴったり!

talk は「双方向」
• 「話し合う」「会話する」というやりとりのイメージ。
• 双方が話していて、ややカジュアル。

例:
• We talked for hours.(=話し合った)
• Can we talk about it?(=話し合える?)

④ speak(話す・スピーチする)

speakはちょっと特殊で、基本は一方通行だけど、フォーマルで中立的な「話す行為そのもの」を指すことが多いです。

✔️ I speak English.
✔️ May I speak to the manager?
✔️ She will speak at the conference.

 “speak” は「話すという行為」を示す say や tell より 抽象的・フォーマル

・相手がいるかどうかは重視しない

・双方向ではなく、「話す能力」や「言語を話すこと」も含む

・社会的場面、フォーマルな場面で使われることが多い プレゼン・スピーチ・電話など
目的語に言語や話題が来る speak English / speak about the issue など

 

まとめ

動詞意味方向ポイント
say 言う一方向内容にフォーカス(人は目的語にしない)
tell人に伝える一方向人に伝える、目的語に「人」+内容
talk話す、花hしあう双方向カジュアル、双方向のやりとり
speak話す一方向フォーマル、スピーチ

 

🍀会話例で感覚をつかもう!

会話例①:ニュースについて

A: What did he say?
B: He said it might rain tomorrow.

(A:彼、なんて言ってたの?)
(B:明日、雨が降るかもって言ってたよ。)

A: Did he tell you about the meeting?
B: Yes, he told me it starts at 3 p.m.

(A:彼、ミーティングのこと教えてくれた?)
(B:うん、3時に始まるって言ってたよ。)

会話例②:秘密を話す

A: I heard she said something about me.
B: Yeah… but I don’t think she meant to hurt you.

(A:彼女、私のこと何か言ってたらしいよ。)
(B:うん…でも傷つけるつもりじゃなかったと思う。)

A: She told me not to say anything.
B: Oops. I think I just did…

(A:彼女、何も言わないでって私に言ったのに。)
(B:あ、やばい…今、言っちゃったかも。)

会話例③:プレゼンと雑談

A: Can we talk for a second?
B: Sure. What’s on your mind?

(A:ちょっと話せる?)
(B:もちろん。どうしたの?)

A: He’s going to speak at the conference next week.
B: Wow, that’s a big deal!

(A:彼、来週の会議で発表するんだよ。)
(B:わー、それってすごいじゃん!)

会話例④:言語について話すとき

A: Do you speak Spanish?
B: A little. I took some classes in college.

(A:スペイン語話せる?)
(B:少しだけ。大学で少し習ったんだ。)

A: I love talking with locals when I travel.
B: Me too! It makes the experience more real.

(A:旅先で現地の人と話すのが好きなんだ。)
(B:私も!旅行がもっとリアルになるよね。)

会話例⑤:話し合い/話し始める

A: We need to talk.
B: Uh-oh… that sounds serious.

(A:話し合わなきゃ。)
(B:あれ、それって深刻な感じ…)

A: I’ll speak to the manager about it.
B: Good idea. We need a decision.

(A:この件、マネージャーに話すよ。)
(B:いいね。決断が必要だし。)

会話例⑤

A: Did you talk to Lisa?
B: Yeah, I told her about the schedule change.
A: What did she say?
B: She said she’d call you later.

【訳】
A:リサと話した?
B:うん、スケジュールの変更について伝えたよ。
A:彼女、なんて言ってた?
B:あとであなたに電話すると言ってたよ。