今日は、「Rの発音」に挑戦しましょう。
🍀 なぜRは難しいの?
日本語の「ラリルレロ」は、英語のRとはまったく別物です。
実は、日本語の「ら行」は英語のRとLとDの中間のような音なんです。
たとえば
「red(赤)」を「レッド」と言ってしまったり、
「rice(ご飯)」を「ライス」とカタカナ英語で覚えていると、
Rの英語本来のの発音がわからなくなってしまいます。
これはリスニングにも響いてきます
でも大丈夫!
今日の5分で、Rの発音の基本をマスターしましょう!
🍀 Rの音はこうやって作ります
イメージは、「舌をどこにもつけずに、ちょっとだけ奥に引っ込める」感じです。
ポイントは3つ
- 口の端に少し力を入れて、すぼめ気味に。
→ ほんの少し笑うような、でも真顔に近い口の形。 - 舌の先をほんの少し、後ろに引きます。
→ “curl”(くるん)と内側に軽くカーブさせる感じです。 - 舌先はどこにもつけない!
→ 上あごにも、前歯の裏にも触れません。
• Rrrrrr…(エンジン音のように)
どうでしょう?
舌をどこにもつけずに、少し奥で震えるような感覚がありましたか?
✨ 発音のコツ
もし「うまく出ない…」というときは、
- 一度「ウ」の形で口をすぼめてから「アー」と言ってみてください。
- 「アー」という時に、舌を少し後ろに引きます。Rの感覚に近づきます。
🍀 ただし、Rの発音は、単語のどこに出てくるかで少しずつ変わります
今日は、次の3つに分けて練習しましょう:
1. 語頭(Word-initial):「red」「run」「right」など
2. 語中(Medial):「around」「carry」「sorry」など
3. 語尾(Final):「car」「door」「more」など
① 語頭のR:強く、クリアに
単語の最初に出てくるRは、一番はっきり発音されるパターンです。
この時のポイントは:
• 口を少しすぼめてスタート
• 舌を少し後ろにカールさせて、前に音を飛ばすイメージで
一緒に練習してみましょう。
Repeat after me:
• red(赤)
• rain(雨)
• really(本当に)
• right(右)
英語らしい「巻き舌のような感覚」、少し出てきましたか?
② 語中のR:つなげて、でも飲み込まない
単語の途中で出てくるRは、単語の最初に出てくるRほどクリアに発音されません。前後の音とのつながりがポイントです。
たとえば:
• around
• carry
• sorry
• very
口をしっかり使って、流れるように発音してみてください。
③ 語尾のR:英語っぽさが一番出る場所
語尾のRは、イギリス英語では省略されることも多いですが、アメリカ英語ではしっかり発音します。
たとえば:
• car(カー)
• door(ドアー)
• more(モアー)
• better(ベター)
単語の最後の方へ行くときに、口を軽くすぼめて、舌をスッと後ろへ引くのがポイントです
🍀 まとめ:3つのRを意識しよう
今日のポイント:
• 語頭のR:くっきり、しっかり「Rrrrrr!」と出す
• 語中のR:前後の音とつなげながら、飲み込まず響かせる
• 語尾のR:口をすぼめて、スーッと息と一緒に出す
Rは、単語の中での位置によって少し音が変わります。
でも基本は同じ:舌はどこにもつけない。少し奥に引いてカールさせる。
繰り返すことで、あなたの「Rセンサー」が育っていきます