英会話を学んでいるときによくある悩みが「とっさに英語が出てきません」というものです。
せっかく外国人と話す機会が訪れたのに、言いたいことがスムーズに出てこないと非常にもどかしく、焦燥感にかられます。言いたい単語を頭の中で探してみても、焦れば焦るほど出てきません。
どうすればこの問題を解決できるのでしょうか?
とっさに英語が出てこないときは一呼吸おこう
とっさに英語が出てこない瞬間、人間は「なんだっけ、なんだっけ」と言葉探しを始めます。そして、早く話そうと思えば思うほど言葉が出てこなくなります。そして、待っている相手を見ると気の毒になってますます早く何か言わねばと思います。
一呼吸おいて気持ちを落ち着けましょう。
とっさに英語が出てこないのは普通のことで、過剰に気にする必要はありません。母国語で話していても言いたい単語や表現が思い出せないことがあります。ましてや外国語で話しているときは尚更です。
外国語で話そうをしているだけで勇気がある行動なのです。完璧にしようとする必要はありませんし、そこを目指す必要もありません。
まずは、とっさに英語が出てこないのは当然の現象であり、別に恥ずかしいことでも、相手に迷惑をかけることでもないことを理解しましょう。
そして一呼吸おきましょう。
とっさに英語が話せるのは中級者以上
そして、とっさに英語が話せるのは中級者以上のスキルであるということを知りましょう。CEFRでいうと少なくともB1レベル(自立した学習者)です。
更に付け加えると、どんな状況であっても、どんな話題であっても、それに対応して英語が話せるのは上級者レベルのスキルです。
つまり、中級レベルに至るまでは、「とっさに反応できない」と言って落ち込むことはありません。まずは中級レベルを目指して学習を続ければ、必ずスムーズに話せるようになる時がきます。
とっさに単語が出てこない時のテクニック
と言っても、中級者になるまでにもたくさん外国人との会話を楽しみたいし、イメージしている単語が出てこないときの対処法を知っていると役に立ちます。
ここでは、とっさの英語が出てこないときにとっさに言える表現をご紹介します。
次のフレーズを何度も練習して自動化し、とっさに出てくるようにしておくといいでしょう。このフレーズを言いながら一呼吸おくのがポイントです!
I’m trying to remember the word. (なんという単語だったか思い出しています)
I’m trying to remember the name of …. ( …の名前を思い出そうとしています)
Ah… what was it… (えーっと、なんでしたっけ?)
このように言うと、相手もあなたが言いたいことを汲み取ろうとして一緒に言葉探しをしてくれます。そして、あなたが言いたいことを一緒に探す過程が自体が会話になります。
そしてこのように落ち着いて会話を続けていると、別の言い方を思いつく余裕が生まれてきます。会話にはこの「余裕」が大切です。
ポイントは、思い出せないからと言って沈黙しないことです。そして、自分は単語が思い出せないからそれを思い出そうと頑張っているのだと言葉で伝えることです。
まとめ
今回はとっさに英語が出てこないときの考え方について書きました。
- とっさに英語が出てこないときは、一呼吸おきましょう!
- とっさに英語が出てこないのは、学習者にとっては普通のことです。恥ずかしいことでも相手に迷惑をかけることでもありません。
- 中級以上になるまでは、とっさに英語が出てこないからといって落ち込まないでください。上達していけば解消します。
- 一呼吸おくための応急措置としては、「言いたい単語があるのだけれども思い出せない」と言うことを相手に伝えるようにしましょう。
- 沈黙するのはやめましょう。
とっさに英語が出なくても大丈夫です!気長に学習を続けていきましょう。いつか気づいたらペラペラと話せるようになっているでしょう。